Web2.0エキスポ
開催場所 東京都 セルリアンタワー東急ホテルB2F
講演日時 2007-11-15 16:35 - 17:20
■ 講演者
株式会社はてな 取締役 副社長 川崎 裕一
■ 概要 Overview
大学2年で初めてネットにふれ、Netscape Goldでウェブサイトを初めて作り、学生としてネット企業に出入りし、ビットバレーを経験し、新卒でネットワーク機器企業に入社し、ドットコムバブルを経験し、ネット企業に転職し、Napser/GnutellaがもたらしたP2Pムーヴメントを経験し、自ら啓蒙し、同世代のナナロク世代とネットの未来を妄想し交流し、現在はてな取締役。日本のウェブの現場で若造として歩んだ10年から得たもの、そしてはてなという会社の目指していることなどをお話させていただきます。■ 講演者略歴 Biography
株式会社はてな取締役副社長。広告、事業開発、国際化、広報を統括。慶応義塾大学経済学部卒業。シスコシステムズでは販売代理店戦略立案・実行し、ネットイヤーグループではベンチャー投資から大企業向けコンサルティングを担当した。茨城県水戸市出身。趣味はインターネット。次に読書。HPは http://d.hatena.ne.jp/kawasaki/
<<講演要旨>>
■はてな紹介
・社員20名中半数以上がエンジニアで営業は1割強しかいない
■インターネットについての考え
・ネットワークは貯金箱(あるいは銀行)のようなもの。自分が情報を発信すれば、利息が付いて返ってくる。(その情報に倍する情報を手に入れることができる)
・自分はネットの「向こう側」を信頼している。不特定多数とのコミュニケーションに、ネットほど効率的なものはない。
■はてなのサービス紹介
●人力検索はてな
・検索サイトは、価値観(おもしろいとか役に立つとか)が入ったとたん、役に立たないものとなる
・人力検索はてなは、質問者と回答者が会話を重ねることで、最適な回答に収束していく
●はてなブックマーク
・最初の発想は「電車の(週刊誌の)中吊り広告」
・はてなブックマークのトップページを見ると、何が話題になっているかが一目で分かる
・ブックマークするのは純粋に「自分のため」だが、それを集約すると「人のため」になっている(何が注目を集めているか、どれが重要な情報なのかの判断に役立つので)というところが、ソーシャルメディアのおもしろいところ。
●はてなダイアリー
・文中のコトバにリンクが貼られるようになっており、同じ言葉を使った者同士がつながるようになっている。
・その言葉がいつ話題になったかも分かるようになっている
・キーワードページ(Wikiのようなもの)には広告が出せるようになっている
●はてなスター
・はてなユーザ同士は、相手の日記に★マークをつけることができる
・ほめる文化を創りたかった
■はてなブックマークから見たメディア特性
●ブックマークユーザの行動
・おもしろそうな記事を(自分で探して)ブックマーク
→おなじ記事をブックマークした人の、他のブックマークも閲覧
→おもしろかった記事のサイトのRSSを様子見で登録
→ある期間購読してみて、おもしろければRSS購読を継続、つまらなければ登録解除
→おもしろそうな記事を探す・・・
●全国紙のHP
朝日 20万(はてなブックマークのブックマーク数)
読売 9万
毎日 9万
産経 6万6千
日経 5万6千
●IT系サイト
ITmedia 42万
C-net 26万
ITpro 24万
Gigazine 23万
ヤフーヘッドライン(書き取りそびれました)
●上記を合わせると・・・
ITmedia 42万
C-net 26万
ITpro 24万
Gigazine 23万
朝日 20万
ヤフーヘッドライン
読売 9万
→ネット上の影響力はどれが強いと考えられるでしょうか?
●アマゾンと楽天
・Amazonのブックマーク数25万、楽天2万
・アマゾンの方がソーシャルメディアに適した作りになっている
・「ブックマークされやすさ」(ソーシャルメディア適性)も、ボディブローのようにECサイトの販売力などに影響を与えていくだろう
■はてなのビジネス
・はてなは広告が主ビジネス
・はてなは、金の含有量が低い金鉱を掘るツルハシを持っている(ロングテールという言葉は使いたくないとのこと)
・遊びなのか広告なのか分からないような、新しい広告(技術、ツール)の開発、提案も行っている
